椅子の接合補強

椅子の不具合も修理します。

椅子の経年劣化とぐらつき

木製椅子の場合は高級なものでも数十年使用していますと座面のへたりはもとより、木部のきしみやぐらつきが生じてきます。椅子の多くは主に簡単なホゾ組で接合されています。木は年数が経つと痩せがきて組んだホゾに緩みが生じます。とくに荷重の掛かる座枠と後脚の接合が緩みやすく、それを放置するとぐらつきから破損につながります。これを防ぐためフィンガージョイント構造にしたり貫を付けて耐久性を高めている椅子がある一方、ホゾ組を用いずに強度の劣るダボ接合しているものもあります。また一般に肘付きの方が耐久性は高く、業務用の椅子の中にはL字金具などで追加補強しているものもあります。

 

壊れた椅子は大変危険

椅子は家具の中でもっとも過酷な使用状況に置かれています。人の体重が掛かり、毎日押したり引いたり移動させられる家具はほかにはありません。家具の使用で事故が起こりやすいのが椅子です。故障した椅子をそのまま使い続けると、最悪の場合転倒して頭を打撲するなど大怪我を負ってしまう危険があります。

 

状況を悪化させる応急処置

ぐらついた椅子はそのまま使っていても直ることはありませんし、簡単な接着で急場をしのごうとしても改善しないばかりか後でプロが修理する際の妨げにしかなりません。毎日使うのですからお気に入りの椅子は迷わず専門店に修理に出しましょう。


折れた脚の補強

豪華なクラシックデザインの椅子ですが後ろ脚を折ってしまい、お客様ご自身で補強して使用していましたが、
それも破損してきたためお持込されました。見た目は気にしないので座れるようにして欲しいと依頼されました。

BEFORE
見事な複雑骨折でした。

AFTER
枠を作り添え木をするように補強しました。
 

 


椅子のがたつきの補修

 

Before
回転式椅子の脚の接合部が緩んでガタガタしていました。特に斜めのフレームは細いピンで止まっていたため強度不足が否めませんでした。

After
脚の部分を一旦バラして組み上げてから接着し、特に弱い斜めの接合部にピンより太い木ネジを入れて補強しました。

椅子の接合修理