椅子とソファー&テーブルの選び方【失敗しない家具選び】

理想の椅子とは

家具の中で一番酷使され、それゆえに故障が多いのが椅子です。重い体重を支え、 長時間の作業や休息に耐える椅子やソファには耐久性だけでなく、健康を考えた科学のエッセンスに裏付けられた座り心地が求められます。人それぞれの体型や使い方にあわせて形状、構造が多彩なもの椅子です。お客さまにもっとも相応しい1台をお選びください。

椅子は自動車のように、色々な方が共用すると痛みが早いと言われます。できるだけ同じ人が使用するのが理想ですが、ビジネス用の応接や公共施設の椅子やベンチが硬めなのはそのためです。 また、店頭などでは体が沈みこむほどふかふかしたソファは気持ちよく感じられますが、適度な硬さがあるほうが疲れ難いとされています。


体のサイズと合っている

座ったときにでん部がすき間無く椅子にフィットし、肩甲骨が背もたれに付く(ハイバックの場合)のが理想です。
でん部の体圧の分散が均等である 座面は体圧を分散し大腿裏を圧迫しないのが理想です。自動車のシートのように柔らか過ぎず、硬くないクッションが痺れを予防し、長時間のデスクワークで疲れない作業を可能にします。 やわか過ぎるソファーなどは店頭などでお試しになると、そのときは気持ちよくていいのですが、前述のように疲れが生じるのだけでなく、耐久性も劣ります。

 

骨盤の角度がS字型をキープできる

人の背骨はS字にカーブしていますが、椅子に座るとC字型の猫背になり腰への負担が増大します。猫背を抑えて腰への負担を軽減する椅子が理想の椅子です。靴を脱いで確認 店頭では天井が高く、また靴を履いているので家庭で使用するときよりも低く感じられます。 足がぶらついたり、大腿が圧迫されないか確認しましょう。

テーブルとのバランス

ダイニングテーブルやデスクなどテーブルと合せて使うとき、天板の高さと座面の高さの落差やテーブルに収納できる幅かどうか確認しましょう。特にセット購入ではなく、既存のテーブルや他メーカー品と組み合わせる場合は注意が必要です。 一般にダイニングテーブルの高さは70cmが標準ですが、和風なタイプは低めです。

テーブルとの落差は使う人の体型や用途によって異なりますが、約26~30cm前後です。また、肘付か肘無しかによって椅子の幅が異なり、テーブルに幕板がある場合は肘が当たらないかといった問題があります。

脚が重要なダイニングテーブル

ダイニングテーブルを選ぶとき、何が重要ですか?天板の大きさ、カラー、質感などいろいろあると思いますが、使い勝手に影響するのが脚の形状です。ダイニングテーブル(ローテーブルも同じですが)には大別して4本脚と2本脚があります。 四本脚は四方に座ることができるのが利点で、2本脚は出入りするときに椅子を大きく引く必要が無いのがポイントです。しかし、いずれも特徴がありますので、ライフスタイルに合わせて検討しましょう。

・テーブルの一人の占有面積は約幅60cm、奥行きは40cmとされています。小さすぎると手狭な感じですし、大きすぎると家族の距離感がでるほか、お部屋のゆとりが無くなって通路が狭くなります。この点をふまえて食器棚などの他の家具や冷蔵庫などの家電品の位置とお部屋とのバランスを考えて選びましょう。

 


4本脚のダイニングテーブル

椅子を増やせば両端にも座れ、天板角に脚があるので椅子が収まります。また2本脚より安定感もあります。反面、立ったり座ったりするときに椅子を大きく引く必要があり、回転椅子乃場合は幅にゆとりがないと回転の際に脚にぶつかります。回転椅子は固定式と比べて幅があり 、重く引きづらいことがありますので選ぶならキャスター付きがよいでしょう。

 

2本脚のダイニング テーブル

立ったり座ったりする際に椅子をあまり引かなくても出入りしやすいのが特徴で、回転椅子なら椅子を引かずにそのまま向きを変えれば出入りできます。また角に脚がないので比較的横にゆったり座れるメリットがあります。一方、両端に座りにくく、安定感が良くないので大きなテーブルには不向きです。

※キャスター付きの椅子をご使用の際は、床のキズ防止のためアクセントラグなどの敷物をご利用ください。

 

ボックス脚のダイニングテーブル

囲炉裏テーブル

収納スペースがあるので、よく使う食器や調味料、料理器具などをしまえて大変便利。脚が内側にあるので出入りしやすく、椅子を大きく引く必要がないので小スペースで設置できます。一方、足を伸ばすスペースが狭いという難点があります。


椅子購入後の補強

前述の通り椅子には体重という大変な負荷がかかり、使用前後やお掃除の際に引いたり押したりと外圧もかかります。このため座と背の接合部分に故障が発生し やすく、とくに安価な輸入品の椅子や線の細いデザインの椅子は耐久性が劣ります。店舗などで使用する業務用の椅子は値段がよい代わりに耐久性もありますが、 それでも補強のためにL字の金具などで座面の裏側と脚を補強しておくケースがあります。ご家庭で購入した後もできれば金属の金具で弱そうな部分を補強 することで長持ちさせられます。

また、フローリングの床にキズを付けないように脚の裏にフエルトなどを貼っておくとよいでしょう。ただし滑らないビニール系のフローリングシートの場合は、接着の弱いフエルトですと椅子を引いたときに剥がれてしまうので、楔で脚に打ち込むタイプがベターです

 

 

革ソファのお手入れ

鞄や靴と同様に革のソファは、購入後すぐに専用のメンテナンス用品でケアしておくと長持ちします。革は人体の皮脂や汗に弱く、汚れやひび割れなどの原因となります。新品は保護剤が塗布されているものがありますが、経年劣化します ので、念のために購入後にケアしておくことをおすすめします。

白いソファーのご注意

白やアイボリーのソファーは汚れが目立ちやすいものですが、デニムは色移りしやすいため、Gパンでソファーに座る時はご注意下さい。

キャスター付の椅子について

ワークチェアなど脚についているキャスターは、頻繁に立ったり座ったり、向きを変えて作業をするには便利ですが、フローリングの床では注意が必要です。座ったままコロコロ滑らすと板の間はボコボコになりますし、お年寄りや体の不自由な方は滑り過ぎて危険な場合があります。キャスターは長年の使用で、ゴミが溜まったりして滑りが悪くなるほか、ナイロン製はカーペット向け、ウレタン製はタイル向けなどの種類があります。