家具を末永く使っていただくために【失敗しない家具選び】

家具は家電製品などと同様に、目的に合せて正しくお使いください。複雑な取り扱い方法はありませんが、椅子やテーブルを踏台にしたり、棚に耐荷重を超える物を乗せたりしますと、破損の原因となるばかりか大怪我や事故のおそれもありますので、取り扱い説明書は必ずお読み下さい。


キズの補修の仕方

打ち傷、ひっかき傷、擦り傷などキズにはいろいろあります。その部位や程度により補修の仕方は様々です。 しかしながら傷ついた木材や革の素材が元に戻ることはありません。ここでご紹介するのは、あくまで「補修」であり「修理」ではなく、目立たなくすることが目的です。

 

擦り傷の場合

擦り傷の場合は、状況によって簡単に目立たなくすることができます。よくあるのが硬い布や置物で擦ってついた髪の毛ほどの細いスジや、ぼやっとしたくもりです。

塗膜には大まかに下地、着色、仕上げの層があり、仕上げの上塗り部分のクリアー層が損傷すると、表面に当たる光が乱反射し、キズやくもりとなって光沢も無くなります。でも、その程度であれば家庭で目立たなくすることは可能です。

その見極め方として、濡れ雑巾で濡らしてみて見えなくなるようでしたら、キズは浅くて仕上塗膜のみが損傷しているだけです。逆に濡れてもキズが見える場合は中塗りの着色塗膜まで損傷しています。

前者であれば、こすり傷専用の補修剤やフローリング用のワックスを使うことで、表面を 滑らかにして傷やくもりを見えなくすることが可能です。 キズは光沢のあるもの、色が濃いものほど目立ちやすく、擦り傷は表装の仕上げの部分に凹凸ができることで光が乱反射してキズに見えます。これを補修材で平滑にするのがポイントとなります。

ただし、多くの補修材は艶無しや五分艶消しといった仕上げのものに施すと光沢が出てしまうので、それまでと雰囲気が変わってしまいます のでご注意下さい。 補修するときは目立たないところで試してみることをお奨めします。


椅子・ソファのお手入れ

革製品

普段は掃除機で軽くホコリを取り除いて乾拭きしてください。靴クリームや化学雑巾はシミや変質の原因となりますので避けてください。

 

布製品

普段は洋服ブラシをかけ、定期的に丸ブラシを付けて掃除機でホコリを吸い取ります。シミが付いた場合は、中性洗剤を含ませて絞った柔らかい布で叩くようにして落とし、水を湿らせ硬く絞って拭き取ります。

・ソフトレザー製品

柔らかい布で乾拭きしてください。

 

テーブルのお手入れ

天然木製品

普段は木目に沿ってホウキで掃くように、柔らかい布で乾拭きしてください。汚れがひどい場合は中性洗剤を含ませた柔らかい布で落とし、その後乾拭きしてください。塗膜を痛めますので、化学雑巾などは使用しないでください。


テーブルクロスなどのビニール製品について

テーブル面のキズの防止にとクロスを掛ける際にはご注意があります。ホームセンター等で切り売り販売されているような薄いビニルクロスは、その上に熱いものを置いたり、長期間使用することで劣化や変質が生じてテーブルの塗膜にワジミやシミをつけてしまう恐れがあります。ビニル製のクロスはテーブル専用の非転写、非圧着タイプのものを家具店にてお求め下さい。