タンスの良し悪しとは?

民芸タンス抽斗

箪笥(タンス)の良し悪しはココを見る。

タンスって、どれも同じに見えるけど、どこを見たら良いの?

選ぶポイントは?

そんな疑問にお答えします。

 

箪笥は抽斗が重要。

タンスの役割は衣類や生活用具などを収納することですね。

その収納するところは抽斗(引出し)だったり、引戸内だったりするのですが、

家具として技術と手間を要するのが抽斗です。

ですから、抽斗の良し悪しがタンスの質を表しています。


ポイントは開閉具合と造り

※抽斗は開け閉めしがスムーズかをチェック

ただし、空の状態でスムーズなのは当然です。

収納家具は物を収めるものですから、

収納した状態でスムーズに開け閉めができるかが重要です。

 

ところが、中に物が収まり、荷重が掛かると、微細な歪みや変形により、

開けづらくなったり、きしみ音がしたりするものがあります。

しかし、店頭ではそれを試すことはできません。


※そこで抽斗の造りをチェック

・抽斗の側板、底板は桐材か。

日本の収納家具は高温多湿から衣類等を守るために桐材が使われてきました。

上質な箪笥は厚さ数センチの厚い桐材を使用し、歪みが生じにくくしています。

 

一方、お値段の安いものは、桐材を薄くしたり、

底板に薄い化粧合板などを使うなどコストを下げています。

またさらに安いモデルは桐の代用材(ファルカタ材)や、MDFなどの木質ボードを使用します。

 

・組み方はどうか。

 

上質な箪笥はアリ組、フィンガージョイントなど、

板を繊細に削って板と板を組み合わせる仕口という技法を用いることで堅牢に仕上げています。

 

一方、お値段の安いものは、ダボという小さいな突起を差し込んでいたりするだけですので、

接合はほとんど接着剤に頼っています。

そのため、接着剤が劣化すると外れてしまいます

 

 

・遊びがどの程度か。

上記の二点を見た上で、さらに上質な箪笥の特徴として遊びの少なさがあります。

高級和箪笥では抽斗をひとつ閉めると、ほかの抽斗がすぅ~と開くものがあります。

これは非常に気密性が高く、上質な抽斗であることの証です。

 

卓越した技術を持つ職人が、コンマミリ単位で削りながら、開け閉めに支障のない、

ギリギリの精度で調節しているからです。

 

大量生産の品は、熟練工によるひとつひとつの手作業ができないため、

ある程度隙間を作ります。

 

・スライドレールの質はどうか。

上質な桐材で熟練した職人によるものはお値段がするため、

大量生産品や桐材を使わない洋風家具、収納物の荷重が大きいタンスの一番下の大きい抽斗には、

スライドレールが使われています。

スライドレール

このスライドレールにも良し悪しがあり、簡易なものから、

強度のあるしっかりしたものまでありますので確認してみてください。

スライドレール

 

本体の仕切りはどうか

タンス内部

抽斗を全部抜くとわかるのですが、上質なタンスは抽斗同士を仕切る板がしっかり奥まであり、

各抽斗ごとに隔離されています。

安いタンスは奥まで板がなかったり、板ではなくフレームで間仕切りがされています。

そのため、気密性も強度も劣ります。

タンス内部

以上が主なタンスの見方です。

ぜひご参考にしてみてください。

 

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